魚を釣るための道具
「ルアー」
はとても沢山の種類がありますが、
特にブラックバス釣りのルアーの種類は
他の魚用のルアーと比べて
圧倒的な種類の多さがあります。
今回は、
ブラックバス釣りを始めたばかりの方や、
3Dプリンターでハードルアーを自作したい方のために
どんな種類のハードルアーがあるのか
についてまとめてみました!
この記事を読んで
バス釣りのルアー種類を知り
自分のやりたい釣りを見付ける、3Dプリンターでルアーを作る参考にする
などお役立てください。
ブラックバス釣り用ルアーの種類
①ペンシル、スイッシャー、ポッパー
ペンシル、スイッシャー、ポッパーは
3つとも主に水面でバスを誘う
トップウォータールアーです。
ペンシル
は名前の通り、鉛筆のように長い形状の
とてもシンプルなルアーで、ハードルアーの基本と言えるでしょう。
トップウォーター用が多いですが、中には水に沈む
シンキングペンシルもあります。
形状がシンプルなため、初心者でも簡単に想像通りのアクションが出せるため
バス釣りだけでなく、魚釣りの初心者におススメです。
また、3Dプリンターでルアーを作りたい方は、
このシンプルな形状のペンシルベイトから始めるのがいいです。
3Dプリンターで初めてルアーを作る時につまずくのが
CADソフトなどを使ってモデリングする作業なので、
モデリングの基本を学ぶのにこのペンシルベイトは
最初の作品として、かなりおススメです。
続いて
スイッシャー
ですが、こちらはペンシルベイトにプロペラが付いたルアーです。
(HEDDON:Torpedo)
このプロペラは水の抵抗によって回転します。
回転したプロペラは水面を叩き、
小さな水しぶきを上げ進みます。
水しぶきの大きさは
アクションの強さによって変わります。
アクション方法は
「ただ巻き」、
ただ巻きして止めるを繰り返す「ストップ&ゴー」、
竿で強めに1回引っ張って止めるを繰り返す「ジャーキング」、
この3種類です。
次は
ポッパー
ですが、
ポッパーも基本的な形はペンシルと似たようなものですが、
ただのペンシルとは違い
口が大きく開いたような形をしています。
この口のような形状によって、
ジャーキングした時にルアーに当たって押し出された水が
放射状に飛び散り、
「ぽこっ、ぽこっ」
という音を立てバスにアピールをします。
アクションはジャーキングしか思いつきませんが、
ポッパーは種類によって、
羽のついたフックが付いているものや、
ヒラヒラしながら光を反射させ光るブレードが付いたもの
またはスイッシャーのようにプロペラが付いたもの、
またはそのすべてが付いた欲張りポッパーなどがあり、
追加のアピール効果を持たせている製品もあります。
また、ポッパーもペンシルに開いた口が付いたような形状でシンプルなため、
3Dモデリングで形状を作りやすいルアーとなっています。
②クランク、ミノー、シャッド
クランク、ミノー、シャッドは
同じくリップが付いた、
小魚の形をしています。
この3つのルアーの違いは形です。
ミノー・シャッド・クランク
この順番で丸っこい形になっていきます。
動かし方は、
ただ巻き、ストップ&ゴー、ジャーキング、トゥイッチ
と大体こんな感じですが、
それぞれ形が違う分
動き方も少し違います。
ミノー
ミノーは、ジャーキングとトゥイッチでその長めなボディのおかげで
大きな動きが出せ、逃げ惑う小魚を演出することが可能です。
ただ巻きでもウォブリングやローリングアクションもアピール弱め
ですが出すこともできます。
クランク
体長が短い分、ただ巻きとストップ&ゴーでブルブルと
小刻みなウォブリングアクションが出せます。
(Mega bass: GRIFFON)
しかし、丸っこいボディのため、
ジャーキングやトゥイッチをしても、あまり移動せず、
こういったアクションはあまり得意ではありません。
シャッド
シャッドは、形状がミノーとクランクの間なので、
ミノーが得意とするジャーキング、トゥイッチ
クランクが得意とするただ巻きのアクションも
オールマイティーに出すことが可能です。
(CRAZEE:SHAD 59 SF/MR GOLDEN SHINER)
これら3つも比較的シンプルな形なので、
比較的モデリングがしやすいです。
ペンシルが完成したら次は
ミノー、シャッド、クランクに挑戦してみましょう。
ペンシルとは違って、リップがあり、
アクションにも正解がはっきりしている分
少し難しいかもしれませんが、
3Dプリンターでこのリップ付きルアーを
完成させられると、かなりのレベルアップと言えると思います。
④バイブレーション
バイブレーションは、
ただ巻きでクランクよりもさらに
激しく振動するルアーです。
(JACKALL:TN/60 TRIGON)
上で紹介したルアーは先端に糸を付ける
穴(アイ)が付いていますが、
このバイブレーションはルアー天面にそのアイが付いており、
上から見ると体高に比べ、平べったい形になっているのと
天面はある程度フラットか、それに近い形になっています。
また、バイブレーションは重たく、
沈むように作られているため、
気温が極端に暑かったり寒かったり
するときにバスが居ることが多い
水底を狙うこともできるし、
プレッシャーの高い釣りポイントから
あまりプレッシャーのかかっていないポイントまで
遠投で届かせることが可能です。
バイブレーションを3Dプリンターで作る時は、
上記の形状を留意してモデリングするのに加え、
しっかり沈むように、重めの重りが入る空間
を確保する必要があるため、
外観だけでなく、内側もある程度考えて
作らなくてはならないので、
初めての3Dプリンタールアーには
少しだけ難しいかなと思います。
が、挑戦する価値は十分あります。
⑤ジョイントベイト
ジョイントベイトは、
ヤマメなど川魚のような見た目の美しいルアーです、
(ブルーギルの形のものもあります。)
(BIOVEX:ジョイントベイト)
ジョイントという名前の通り、
ボディがいくつかのパーツが繋がってできており、
泳がせるとまるで本物の魚のような動きをするルアーです。
このジョイントルアーはもし釣れなくても、
泳がせるだけで楽しいので、僕は気に入っています(笑)
でもさすが、このリアルな魚感で釣れないはずもなく
結構ブラックバスは飛びついてきてくれます。
3Dプリンターでジョイントベイトを
作るには、今までとは違って、
複数の形状をつなぎ合わせることが必要になります。
なので、いきなりジョイントベイトを作ろうとすることは
挫折の原因になりかねません。
もし、ジョイントベイトを作りたいのなら、
最初はジョイント1か所のものを作ってみるのがいいと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
3Dプリンターでルアーを作るには
CADでモデリングする必要があります。
モデリングするためには、
ルアーをよく観察し、どの形状がどんな動きを出すのか、
リップやジョイントはどうなっているのか
などよくみて研究してみましょう。
最初は既存のものをマネすることが1番の
上達の近道ですので、
本記事で、紹介したものの中から
選んでもいいですし、
釣り具屋さんで作りたいもの
を買ってきてじっくり観察し真似るのも
とてもいい方法です。
それでは、
読んでいただき、ありがとうございました。
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