どうも!3Dプリンターでルアーを作っているGolwelです!
今回は塗装方法の1つ
大理石調塗装を自作ルアーに施していこうと思います!
大理石塗装は大理石のようなきれいな模様を
被塗装物にペイントしていくので、
難しそうな印象を持っていましたが、
実際やってみると簡単で、
塗装用具さえそろっていれば
準備する物はほんの少しだけ!
しかもすべて100円ショップで手に入るものばかりで
簡単なので、自作ルアーなどの塗装で迷っている方は、
1つの選択肢として参考にしてみてください!
ちなみにルアー塗装に使っている道具などは↓記事にて紹介していますので
塗装用具がない方はこちらも参考までにどうぞ!
大理石とは?
大理石は石灰岩がなんか変化してできた石で、
その美しさから、昔から建材として使われてきました。
現代でも高級ホテルや、
お金持ちの家などの床や柱に使われているのを
見かけることがありますよね!
このように大理石は高級感を演出できる
材料として使われているわけですが、
今回はこれを塗装で再現しちゃおう!
という試みです。
ちなみに大理石は英語でmarble(マーブル)と言いますが
今回の塗装でイメージするのは↓のような
マーブル模様ではなく、
↓のような本物っぽい大理石の模様です!
それでは実際に画像付きで
やっていきます!
大理石塗装に必要なもの
大理石塗装を施すのに必要なものを紹介します。
必要なものを箇条書きにするとこんな感じです。
①塗装用具(塗料、コーティング剤含め)
②ウェットティッシュ(乾燥して使えなくなったもの)
③ウェットティッシュを抑えるもの(洗濯バサミやテープなど)
以上!
塗装道具さえ揃っていれば、
用意する物はこれだけです!
大理石塗装のやり方
では、実際に大理石塗装を
画像付きでやっていきます。
手順を箇条書きしていきますとこんな感じです。
①塗装面を整える。
②下地を塗る。
③ウエットティッシュを広げて塗装物にしっかり付ける。
④上塗りをする。
⑤ウェットティッシュを剥がし乾燥を待つ。
⑥コーティングをする。
①塗装面を整える。
先ずは塗装面を整えていきます。
木製の平坦な板なら目の粗いヤスリから
だんだん目の細かいヤスリで面を滑らかにしたり、
金属なら表面の脱脂と、塗料が乗りやすいように
表面を目の細かいヤスリで少し荒したりします。
今回は3Dプリンター製のルアーに大理石塗装を
施していくので、少し特殊な方法で表面を整えます。
3Dプリンタールアーの表面処理については、
↓記事で紹介していますので参考にどうぞ!
ちなみに3Dプリンタールアーの場合
どの素材で作るかで表面処理方法が変わってきますので、
どの材料が良いかお悩みの方は↓記事も参考にどうぞ!
先に言ってしまうと
表面処理するのであれば個人的にABSがおススメです!
理由は↑記事でも紹介しています!
②下地を塗る。
塗装面を整え終えたら、
次は、下地を塗っていきます。
ここで言う下地とは、
↓画像の白い部分に当たる色になります。
ここで塗る色は後に行う上塗りの時の色に
影響を与えにくい色をおススメします。
上塗りに影響を与えにくい色というのは
隠蔽力の低い色となります。
それはどんな色かというと、
白や黄色、青、赤、黄緑です。
これらの色を下地として塗っておくと、
上塗りの時に塗った色の発色が良くなりますのでお勧めです!
もちろん下地に好きな色を塗っても全然OKです!
好みの色を塗ってみて
色々試してみてください!
今回下地は白と黄色で試します!
下地の色を塗ったら、
次の工程に進みます。
③ウェットティッシュを広げて塗装物にしっかり付ける。
次は、
パサパサに乾いて使えなくなったウェットティッシュを
手で少しずつ広げて隙間を作っていきます。
この時強く引張すぎると、
ウェットティッシュが破れてしまうので注意して
少しずつ広げてください。
広げて隙間を開けたウェットティッシュ↓
ウェットティッシュを広げたら、
ルアーに装着します。
この時しっかりウェットティッシュが
塗装面に密着していることを確認してください。
洗濯ばさみでうまくいかない場合は、
マスキングテープなどで
固定してください。
ちなみに僕は洗濯ばさみでうまく行かなかったので、
ウェットティッシュをねじって
マスキングテープで固定しました(笑)
この時ねじりすぎてウェットティッシュが破れないように
注意してください!
ウェットティッシュがうまく密着したら
次の工程に進みます。
④上塗りをする。
ウェットティッシュを塗り面に付けれたら、
いよいよ色を塗っていきます。
今回は、ウェットティッシュを付けて塗料を吹き付けた後、
完全乾燥を待ってから(24時間)ウェットティッシュを剥がすサンプルと、
上塗りした後すぐウェットティッシュを剥がすサンプルの2種類をやっていきます。
黄色い下地のものと、上塗りを黒でするサンプルが
塗料を完全乾燥させてからウェットティッシュを剝がすサンプルです。
対して、上塗りを赤でするものが
上塗り後すぐウェットティッシュを剥がすサンプルです。
⑤ウェットティッシュを剥がして乾燥を待つ。
上塗りが終わったら
塗料が乾く前にウェットティッシュを剥がします。
この時、ウェットティッシュが塗り面にこすれない様に
十分注意してください。
ウェットティッシュが塗り面にこすれない様に、
マスキングテープで止めてある部分を
ハサミで切ります。
後は慎重に手でウェットティッシュを剥がしてください。
綺麗に剥がすと↓のように模様が綺麗についています!
(ちょっと良い肉っぽい、、、)
それでは次はウェットティッシュすぐに剥がさず
乾燥を待ってから剥がしたサンプルを見てみましょう!
どうでしょうか?
すぐにウェットティッシュを剥がしたサンプルと比べて
模様がガサガサに見えませんか?
実際触った感じもザラザラ感があります。
上塗り塗料が完全に乾燥して
塗り面とウェットティッシュがくっついてしまっていたので、
ウェットティッシュを剥がしたときに
毛ゴミが残ってしまったり、一緒に塗料を剥がしてしまいます。
ですので、ウェットティッシュを付けて
上塗りした後は塗料の乾燥を待たず
すぐにウェットティッシュを剥がすことをお勧めします!
⑥コーティングする。
ウェットティッシュを剝がして
塗料の乾燥が終わったら次はコーティングしていきます。
今回はルアーの塗装ですので、
ウレタンコーティングを施していきます。
ウレタンコーティング剤に
ルアーをどぶ付けした後
乾燥を待ちます。
一回のどぶ付けで
大体半日から一日ほど乾燥に時間がかかります。
これを2、3回繰り返して
コーティング完了です!
使用したコーティング剤↓
少しの失敗はチャラにできるほど
良い感じに光沢が出て
表面も整います。
大理石塗装を失敗させないために
最後に大理石塗装を失敗させないための注意点をまとめていきます。
①ウェットティッシュをしっかり被塗装物に密着させる
②一度に沢山の塗料を吹き付けない
③塗料を吹き付けた後ウェットティッシュを剥がす際、被塗装物とウェットティッシュが擦れないように注意する。
④完全に塗料が乾燥しないうちにウェットティッシュを剥がす。
今回の実験でこれら4つの項目に注意して
大理石塗装を行えば綺麗な模様ができる事が分かりました!
皆さんも、大理石塗装を行うときは、
上記4つの項目に注意してやってみてください!
以上!大理石塗装のやり方でした~
読んで頂きありがとうございました!
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