最適!3Dプリンター作品の積層痕消しに役立つパテ「ミスターホワイトパテ」使ってみた。

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ツール
  • 僕は3Dプリンターで魚釣り用のルアーを作っていますが、
    FDM式3Dプリンターを使用しているため、
    積層痕に悩ませられることが多いです。

 

FDM式3Dプリンターをご使用の方なら

積層痕を消したいなと思われる方は多いと思います。

 

造形物の表面にある筋のような凹凸が積層痕です↓

 

 

積層痕を消すため日々
色々試してみてミスターホワイトパテというパテが
3Dプリンター作品の積層痕を消すのにかなり良かったので、

今回は

その使用方法と、実際に使ってみた感想を

画像付きで紹介したいと思います。

 

 

ミスターホワイトはこんな人におススメ↓

 

3Dプリンター作品を塗装する方、

表面処理に時間を掛けたくない方、

プラモデルなどの部品の隙間を埋めたい方

 

 

以上の方はミスターホワイトは

かなり使えると思いますので、本記事を参考にしてみてください。

 

 

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ミスターホワイトパテの商品情報

 

ミスターホワイトパテは

GSIクレオスから出ている
プラモデルの修正用のアクリル合成樹脂パテです。

同じミスターホワイトパテでも粘度の高いタイプと
粘度の低い溶きパテがあります。

どちらも使い方は同じですが、

用途によって使い分けるのがベストかと思います。

 

用途による使い分けは後程解説します!

 

粘度の高いタイプ↓


 

 

 

 

 

薄め液で薄められているタイプ↓

使用方法

 

使用方法をざっくり説明すると

①パテを塗りたい物の表面のゴミや油分を拭き取る。

②手や筆、ヘラなどで適量塗り延ばす。

③乾くのを待つ。(パテがカチカチになるまで)

④ヤスリやデザインナイフなどで整える。

 

以上です。

 

実際に画像付きで説明します。

 

①パテを塗りたい物の表面のゴミや油分を拭き取る。

 

パテを塗る前に造形物の表面のほこりや油分を拭き取ります。

水で濡らしたティッシュでさっと拭き取るだけでもいいですが、
水では油分は取れないのでアルコールで拭き取るのが良いでしょう。

今回はABSの造形物にパテを塗っていくので、
IPA(イソプロピルアルコール)で洗浄するのがお勧めです。

 

なぜかというと、ABSだとエタノールに浸食されてしまうからです。

とはいっても表面の油分を拭き取るくらいであればよくある手指消毒液でも
大きな問題にはならないと思いますが、

気になる方はIPAの洗浄液で表面の汚れを落としてあげましょう。



 

②手や筆、ヘラなどで適量塗り延ばす。

 

1.普通のホワイトパテの場合

普通のホワイトパテは粘度が高く筆では塗れないので、
ゴム手袋を付けて手で延ばすか、ヘラを使って造形物表面に塗っていきます。

ルアーの合わせ目などピンポイントにパテを塗りたい場合は
ヘラを使うと良いですが、

3Dプリンター造形物の積層痕を消す場合のような
広い面積にパテを塗る場合は、ゴム手袋などで手を保護して
指で延ばすのがやり易いなと感じました!

 

ヘラでやってしまったので、
ぼそぼそです(笑)

また、このパテは結構硬化し始めるのが早いので、
素早く綺麗に伸ばすのは指を使い、

細かい部分のみ小さめのヘラを使うのが良いと思います。

 

 


2.  溶きパテの場合

 

溶きパテの場合は、薄め液で既にサラサラになっていますので、
ヘラや指で塗るよりも、筆で塗っていく方がきれいに塗れます。

 

 

筆は百均に売っている平筆でOKです。

筆でパテを塗った後、筆を放置するとパテが固まり筆がカチカチになりますので、
使い終わったらすぐに、パテの薄め液かアセトンで筆を洗ってください。


③乾くのを待つ。(パテがカチカチになるまで)

 

パテを塗り終わったら触らずに、
放置して乾くのを待ちます。

大体1時間も待てば表面は硬くなりますので、
表面を触って硬くなっているか?
爪で押してみて中まで硬くなっているのかを確認します。

このホワイトパテは、
表面から硬くなりますので、厚塗りしてしまった場所などは
中身がまだ柔らかい場合があります。

中身が柔らかい状態でヤスリがけしてしまうと
表面を綺麗にできませんので、しっかり固まっているのか
確認よろしくお願いします。

 

ちなみに上の画像はちょっと塗りすぎました(笑)

④ヤスリやデザインナイフなどで整える。

 

パテがしっかり固まったら、
次はいよいよヤスリがけです。

ヤスリがけは、
100均の耐水ヤスリを使いました。

このパテは水では溶けないようでしたので、
水に付けながらヤスリがけする、水研ぎをしました。

水研ぎはヤスリが長持ちし、
削った粉も飛ばないのでかなりおススメです。

 

ヤスリがけ手順は↓の記事でも紹介しています。

研磨しやすいPLA!MODERA PLA使ってみた。

 

ヤスリがけが終わりました。

下から
パテなし、普通のホワイトパテ、溶きパテのサンプルで、
すべて研磨済です。

 

パテ乾燥後のヤスリがけは、
ヤスリがけした後に表面を爪で軽く引っ搔いて、
でこぼこを感じなくなるまで行ってください。

 

ちなみに僕は、ヤスリかけする際に
最初は目の粗いヤスリで大まかに手で磨き、
仕上げはペンサンダーを使っています。

ペンサンダーは磨くのに時間がかからず
手も疲れなくておススメです。

↓の記事でペンサンダーについて書いていますので
お時間あればそちらも合わせてどうぞ。

 

 

 

 

ペンサンダー、アルティマ5使用感と他製品比較

 

塗装して積層痕がなくなっているのか確認

 

さあ、積層痕は埋まっているのか、
塗装して確認してみます!

エアブラシで赤く塗ってみました!

上から
パテなし、普通のホワイトパテ、溶きパテのサンプルです。

赤だとちょっと見にくいですね、、、。
申し訳ありません、、、

 

とりあえず1つずつ見ていきましょう。
表面の触った感覚などは文字で説明します。

 

パテなしのヤスリがけ品

 

最初はパテなし品、

見にくいですが

 

パテなし品はやっぱり積層痕が残って目立ちますね、
削りで積層痕を消すには相当削らなきゃいけなそうです。

 

積層痕が残っていますが
まあ、これはこれで味があって嫌いではありませんが(笑)

↑積層痕の溝が見えますかね、、、

普通のホワイトパテ品

 

普通のホワイトパテを塗ったサンプルは、

良く積層痕を埋めてくれていますが、

 

粘度が高くて全体に均等に塗るのが難しいため、
パテを多めに塗ったところと、
薄めに塗ったところがあるので、

 

画像ではわかりにくいですが

 

パテによって、でこぼこが若干出てしまっています。

 

表面はでこぼこな感じですが、
合わせ目の隙間埋め性能はしっかりしたもので、
合わせ目はかなり目立たなくなっていました!

 

普通のホワイトパテはピンポイントの隙間埋めなどに適しているようです!

溶きパテ品

 

溶きパテを塗って削ったサンプルは、

パテ自体が普通のパテよりサラサラなので、
筆で比較的均等に塗ることができたため、
かなり綺麗に削ることができました。

 

パテによる目立った凹凸はなく
積層痕もしっかり埋めてくれています。

 

下の画像では積層痕がちょっと残っているように見えますが、
塗った色がクリア目なレッドだったので、
造形物の色とパテの色の違いが目立ってしまっているだけです。

 

触った感じは積層痕を感じませんでした!

溶きパテは表面積の大きいものの
表面を滑らかにするのに適しているようです。

まとめ

 

今回は、3Dプリンター造形物の積層痕をきれいにするためのツールとして
GSIクレオスのミスターホワイトパテについて

使用方法と、使用感を紹介しましたが、

 

まとめとして、ミスターホワイトパテは
3Dプリンター造形物の積層痕埋めにかなり適しているという事がわかりました。

 

ただし、

 

下の普通のタイプは粘度が高く、
造形物の表面全体の積層痕埋めではなく、
部品と部品の合わせ目埋めに適していること。


 

対して溶きパテの方は
既に薄められておりサラサラした状態で売っているので、
筆で塗ることによって、造形物全体に満遍なく塗り広げられ、
積層痕もしっかり埋めてくれるため、

3Dプリンター造形物の積層痕埋めに最適なのは溶きパテの方でした


 

今回は以上です!

 

3Dプリンター造形物の積層痕埋めに奮闘する方の
参考になればと思います!

 

他にも積層痕を消す方法を色々試してます!

こちらの記事の2ページ目に積層痕処理に関する記事のリンクをまとめていますので、
こちらもチェックしてみてください!

3Dプリンターでルアーを作ろう!

 

読んで頂きありがとうございました!

コメント

  1. […] Mr.ホワイトパテで部品同士の隙間埋めから積層痕消しまで出来ます。 […]

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