3Dプリンターユーザーの僕が次に買いたい3Dプリンター

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フィラメント

僕は現在Flash Forge(フラッシュ フォージ)社のAdventure3Xという
3Dプリンターを購入して1台体制で使っているのですが、

実際に3Dプリンターを使ってみて、

現在の3Dプリンターのいい所や足りないところも見えてきたので、

 

今回は3Dプリンターユーザーの僕が
次に購入したい3Dプリンター(具体的な商品名)と

なぜそれを購入したいのかその理由を書いていきます。

 

3Dプリンターの購入を迷っている方や、
どの3Dプリンターを買ったらいいか悩んでいる方は

かなり参考になると思うので
是非最後まで読んでいってください。

 

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現在使っているAdventure3Xのスペック

 

Flash Forge社のAdventure3Xのスペックについて簡単に説明します。

 

Adventure3X

 

ヘッド数:1(シングル)

プリントタイプ:熱溶解積層式

本体サイズ:W388㎜×D340㎜×H405㎜

重量:9.0kg

ホットエンド:240℃

ノズル径:0.4㎜,0,3㎜

プラットフォーム:曲がるカーボンプラットフォーム/100℃まで加熱可能

フィラメントリール:収納式(500gフィラメントリールのみ収納可能)

エクストルーダタイプ:ボーデンタイプ

対応フィラメント:ABS、PLA、PETG、メタルフィラメント

プリント最大サイズ:150×150×150

消費電力:150W

価格:69,000円(税込75,900円)←2万円ほど値下げになってました。

 

こんな感じです。

 

金属フィラメントが使えるという事が魅力で3Xを購入しましたが、
金属フィラメントがめちゃくちゃ高額なのと、金属フィラメントの造形物は
脱脂焼結を依頼(これも高額)しなければいけないという事で、
(個人向け脱脂焼結サービスはまだ行っていない)

まだ試せていません(笑)

 

実際に使っての感想は、ノズル径が0.3mmの細いノズルも使えて
造形もきれいだし、ちゃんと使えばトラブルなく使えるかなり良い3Dプリンターという感じです。

 

3Dプリンターの重視すべきスペックは↓の記事にも書いています。

3Dプリンターの選び方

 

が、本記事でも簡単に説明します。

 

まずAdventure3Xのスペックで今回注目して頂きたいのは、

①ヘッド数

②エクストルーダタイプ

です。

 

①のヘッド数はAdventure3Xはシングル(1つ)です。

FlashForge社の3Dプリンターのヘッド数は
一度の印刷で使えるフィラメントの種類になります。

 

なので、シングルヘッド(シングルノズル)ではPLAフィラメントを
セットしたら、当たり前ですがPLAしか出てきません。

 

という事は造形物とサポート材の材料が同じになります。

そうなると、設定によってはサポート材が剥がしにくくなることになり、
造形物を傷つけることにもなってしまいます。

 

シングルの他にデュアルヘッドタイプのものがあります。

デュアルヘッドタイプは2種類のフィラメントが1回の印刷で使えます。
(シングルヘッドでデュアルノズルのタイプも同様です。)

 

なので、造形物本体とサポート材のフィラメントを使い分けることができます。

 

サポート材用フィラメントには

ABS向けサポート材料のHIPS
水に溶けるPVA

などのフィラメントがありますがどちらも造形物を
傷つけることなく除去できる素材になっています。

 

デュアルヘッド(デュアルノズル)だと↑のようなメリットがあります。

 

 

②のエクストルーダのタイプは
Adventure3Xだとボーデンタイプになります。

 

フィラメントを送るエクストルーダがヘッドから離れた位置にあるのが

ボーデンエクストルーダタイプ↓

 

 

対してダイレクトエクストルーダタイプがあります。

 

エクストルーダがヘッド内にあるものが

ダイレクトエクストルーダタイプ↓

 

 

ボーデンエクストルーダとダイレクトエクストルーダで何が違うのかというと、

一番僕の中で大きいのが

軟質フィラメントが対応しているかどうかです。

軟質フィラメントは主にTPUというフィラメントがあります。

 

TPUなどの軟質フィラメントを使ってものを印刷すると、
ゴムのような柔らかくて丈夫なものができます。

 

 

Adventure3Xのようなボーデンエクストルーダの
3Dプリンターでも設定次第で軟質フィラメントを印刷できるのですが、

何にしてもトラブルが多いです。

 

エクストルーダに軟質フィラメントが巻き付く現象が多発します。

 

理由は、エクストルーダとヘッドの距離が長いため、
柔らかい軟質フィラメントは摩擦がかかりやすく、曲がりやすいので
フィラメントがヘッドで渋滞してもエクストルーダが
軟質フィラメントを押し出し続けられるからです。

 

行き場を失った軟質フィラメントは隙間を見つけて入り込むため
エクストルーダに巻き付く、という現象が起こります。

 

また、ボーデンエクストルーダの3Dプリンターは軟質フィラメントの印刷を

推奨していないため、軟質フィラメントが原因で万が一故障した際は
サポートの無償修理や部品交換などが受けられない可能性が高いです。

 

 

一方ダイレクトエクストルーダの3Dプリンターは
ヘッドとエクストルーダの距離が近いため、

安定してエクストルーダの押し出す力がヘッドに伝わり、
滞りなく軟質フィラメントを送り出すことができるというわけです。

 

ちなみにボーデンエクストルーダとダイレクトエクストルーダを
見分ける方法は、対応フィラメントを見ることです。

対応フィラメントの欄にTPUが入っていれば
ダイレクトエクストルーダタイプの3Dプリンターです。

幅広く3Dプリンターを楽しめるスペック

 

以上で説明したように、
僕が最初に購入した、3Dプリンターは
シングルヘッドでボーデンエクストルーダの基本的に
安価な3Dプリンターに多いスペックのものです。

もちろん買って良かったと思える品質ですが、

実際に使って、より綺麗に
よりたくさんの種類のフィラメントで
物が作りたくなってしまいました(笑)

 

より綺麗に造形し、よりたくさんの種類のフィラメントが 使える3Dプリンターの条件

 

①プラットフォームが過熱可能

②ダイレクトエクストルーダ

③複数ヘッド(ノズル)

 

この4つの条件が、熱溶解積層式3Dプリンターを幅広く楽しめる条件です。

 

僕が次に買いたい3Dプリンター

お待たせしました!

ここからは以上の説明を踏まえて、
僕が次に買いたい3Dプリンターを紹介します。

 

僕が次に買いたい3Dプリンターはつまり、

この前項の3つの条件すべてを兼ね備えた3Dプリンターです。

 

その3Dプリンターは

Flash Forge社のInventor(インベンター)です。

 

Inventorのスペック(Flash Forge公式ホームページより)
デル名 Inventor(インベンター) 対応フィラメント ABS,PLA,HIPS,PVA,PET,TPUなど
保証 1年 プリント最大サイズ 230×150×160
ヘッド数 2 冷却装置 冷却ファントータル6つ
プリントタイプ FFF(熱溶解積層法) 対応データー形式 3MF,STL,OBJ,FPP,BMP,PNG,JPG,JPEGなど
プリント方式 シングルヘッド・デュアルノズル 造形精度 0.05mm~0.4mm
モデルデザイン デスクトップ ボックス型 ヘッド径 0.4mm
本体サイズ W485mm×D344mm×H382(402)mm プリント速度 30-200mm/s
本体重量 10.7KG ソフトウェア FlashPrint(日本語)
本体素材 プラスチック(Alloy) PCシステム環境 Linux, OSX, WindowsXP/Vista/7/8/10
内部照明 フルカラーLED(好みのカラーが設定できます) 電源 AC100-240V, 50/60H
ホットエンド 240度まで(左右ヘッド) 消費電力 350W
エクストルーダー 脱着可能 本体メモリ 4G(ファイル保存機能)
プラットフォーム ホットプレート(120度まで加熱可能) 本体操作方式 USBケーブル、WiFi接続、SDカード
付属品 3Dプリンター(本体)、電源ケーブル、USBケーブル、SDカード、ソフトFlashPrint、フィラメント2リール、ツール箱、ビルドシート

 

ご覧の通り

①~③の条件をすべて満たす3Dプリンターです。

見た目は水色でかわいらしい感じですが、
スペックは今僕が求める物になっています。

 

なぜFlash Frogeの製品を勧めるかというと、
Flash Forgeの3Dプリンターを実際に使って信頼しているからです(笑)

 

もし、3Dプリンター購入を迷っている方は、

僕のように最初は安めのを買って、色々やりたくなったら
もっと幅広い楽しみ方のできる3Dプリンターを購入するのもいいですが

Inventorを一発目に購入するのはかなりありだと思います。

 

 

とはいえFlash Forge社の3Dプリンターは少し高いので
同じようなスペックでいいのがないか探したところ、ありました!

それは、Creality Ender 3 proという3Dプリンターです。

こちらの3Dプリンターは複数ヘッドではありませんが、
プラットフォームが加熱式(110°まで)で

TPUにも対応しているダイレクトエクストルーダタイプの3Dプリンターです。

Flash Forge社など有名メーカーの3Dプリンターとは違い
プラットフォームがむき出しになっているので

外気の影響は多少受けますが(冬は寒い部屋で使うと失敗しそう)
室内温度を一定にできれば問題ありませんし、

何より値段が3万円台なのが良いですね。


 

 

 

ちなみにこっちもいいなぁと思っているのでちょっと紹介
GuiderⅡ

シングルヘッドですが、

PLA、ABS、PETGはもちろんTPUを造形可能で、
精度も良く、造形範囲が280×250×300
とかなり大きな物が造形できます。

 

お値段は結構お高めですが、

造形範囲の広さと造形できる材料の多さが魅力です。

 

と、こんな感じで

僕が次に買いたいなぁと思っている3Dプリンターを
紹介していきました。

 

是非、3Dプリンターを購入する参考にしてみてください。

他にも記事書いてます!
下記事に色々リンク貼っているので

良かったら読んでみてください!

僕は、3Dプリンターでルアーを作っていて、
3Dプリンタールアーの作り方(モデリングから塗装まで)
やその過程で出てくる問題点の解決法なども書いています!

3Dプリンターでルアーを作ろう!

以上、読んで頂きありがとうございました!

 

コメント

  1. […] 詳しくは、こちらの記事で書いていますので […]

  2. […] FDM式3Dプリンターユーザーの僕がお勧めする3Dプリンター […]

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