3Dプリンターで様々なものが作られ始めている昨今
魚釣りが趣味の僕は3Dプリンターでルアーを作っています。
3Dプリンターでルアーを作ろう!3Dプリンタールアーの作り方
使っている3DプリンターはFlashForgeのAdventure3シリーズのxです。
3Dプリンターに関しては↓記事でも書いていますのでお時間あればどうぞ
この記事を読んでいるという事は、
3Dプリンターでルアーを作りたいと思っており、
3Dプリンターで作ったルアーの強度は大丈夫なのか気になる方だと思います。
そこで今回は、僕の3Dプリンターでルアーの
強度対策と、実績について書いていこうと思います!
この記事を読むと、
3Dプリンタールアーの強度対策について知ることができます。
ちなみに先日50センチ以上のブラックバスを自作ルアーで釣り上げ、
さらに16lb(約7Kg)以上の荷重は余裕で耐えれるルアーを作っています。
(16lbを耐えれるのは16lbの糸で引っ張ってルアーが破損せずに
糸が切れたことで証明できました。)
それ以上の検証はまだできていませんが、
そこら辺をご理解頂き読んでもらえればとおもいます!
3Dプリンタールアーの強度対策で重視するべき事。
3Dプリンタールアーの強度を上げるため、
気にかけるべきこととは、
大きく分けて下記かと思います。
①材料
②出力方向
③接着方法
④表面処理方法
⑤アイの種類
この5つの要素をそれぞれ
強度対策に絡めて説明していこうと思います。
材料
一般家庭用の3Dプリンターで出力できる材料の中で、
ポピュラーな材料はPLA、ABS、PETGの3種類があります。
それぞれ利点があるのですが、
3Dプリンターでルアーを作るのに1番適しているのは、
ABSであると思っています。
その大きな理由は、
表面処理がしやすい。
熱にもPLAより多少強い。
粘り強い強度がある。
という事です。
造形のしやすさで言ったらPLAの方が簡単ですが、
熱に強いことと、表面処理のしやすさ、
またPLAが硬く割れやすいのに対し、
ABSは粘りがあり、衝撃に強いことがABSを
3Dプリンタールアーにおススメする理由です。
ちなみにお勧めのABSは、RepRapperのABSです。
材料として申し分ない性能と、
値段の安さがとても良いのでリピート購入しています。
また、このRepRapperのABSは
ラフト(土台)と造形物を剥がすのが容易で
綺麗にはがせるので気に入っています。
3種類の材料について、
詳しくは↓記事でも解説していますので、
良かったらどうぞ。
出力方向
熱溶解式3Dプリンタールアーの強度には
ルアーの出力方向も関係していると考えています。
例えば、下の図のように積層されたものであれば、
赤方向の力に弱く、
青方向の力に強くなります。
ルアーは長手方向に強い力がかかりやすいものです。
なので、僕がルアーを出力する際は、
ルアーを半分に割って
↓のように造形しています。
接着方法
前章で書いたように
ルアーを半分に割って、出力した場合にルアーを組み立て、
貼り合わせるとき、
またそれ以外の出力方法でも、
アイを入れ込む時など、
接着剤を使うと思いますが、
その接着方法も強度に関係するところです。
ここでは僕が実際にやっている接着方法を
説明していこうと思います。
僕は場所によって
接着方法を変えています。
↓の画像で説明します。
これはペンシルポッパーの試作段階の断面です。
ABSで出力したルアーは基本
ABS用の接着剤で接着します。
↓のABS用の接着剤が安くてお勧めです。
(ホームセンターにも売っています。)
しかし、各エイト環が入る部分(アイ部分)は、
エポキシ樹脂を入れます。
順番としては、
①アイ部分に2液性エポキシを入れる。
②エイト環をアイ部分に置く。
エイト環の作り方
③アイ部分以外の場所にABS用の接着剤を塗る。
④ルアー左右を貼り合わせる。
といった感じです。
この方法でも外側から見てアイの部分に隙間がある場合は、
UVレジンを入れ込み硬化させます。(エポキシが硬化してから)
この時に便利なのがBONDICです。
ちょっと高いですが、UVライト照射約4秒で硬化し
かつピンポイントでレジンを塗りやすいという特徴があります。
ちょっとした部分の補強にピッタリです。
詳しい使い方などは下記記事で紹介しています。
表面処理方法
コメント